週明け

今日も今日とて|t>氏が来訪。かくしてしばし雑談。その際に旅に出たいなどとぼやいていたら「宮崎のサボテン公園はどうですか?」などという回答が。さすが|t>氏、ひと味ちがいます(何?

話は変わって、福知山線が昨日から運転再開しました。この事故でずいぶんとJR西日本が批判を受けましたが、当の批判をする側が事故以前にJR西日本の体制をどれだけ批判、あるいは問題視していたかというと、多くの人は無批判であったのではないかと思います。事故後に率先して非難していたような人の中にもJR西日本のスピード優先に賛同し、更に推進させるべきだと言っていた人も少なからずいたのではないか、そんな風にも思えます。
もちろんJR西日本をはじめとした各交通機関はこの事故を教訓として二度と同様の事故を起こさないための努力をすべきですが、それと同時に利用者の側の意識も変える必要があるでしょう。
今回の運転再開では事故前よりも最高速度を下げていますが、これは地盤の崩落後の復旧時のような暫定的なものであり、やがて速度が引き上げられることになるかと思います。これはJR西日本がそう望むであろうということと、それだけでなく利用者の中にもそのように望む人が出てくるであろうということです。個人的な意見を述べると、ATS-Pといった安全対策が講じられましたがそれだけで今回のようなことが絶対に起きないという保証はなく、事故現場周辺を高架化あるいは地下化するなどして緩やかな曲線にするといった抜本的な対策が講じられない限りは高速化を図るべきではないでしょう。
ATS-Pは信頼性の高いシステムだとは思いますが、あくまでもヒューマンエラーを防ぐための補助的なシステムであると思っています。極論すればATS-Pというシステム自体に“バグ”が存在していたらその安全性はすぐに失われてしまいます。絶対的な安全性を求めるには曲線の改良といった軌道そのものを安全なものにすることが重要ではないでしょうか。

更に話は変わって、今日は各地で地震が起きました。深夜には千葉を震源として、昼頃には新潟を震源としたものと岐阜を震源としたものが。
そのうち岐阜を震源としたものは神戸でも体感できる揺れがありました。震度は1ながら、高層住宅特有の周期の長い揺れだったからこそ気づいたのかもしれません。