読了:「ジャンヌ・ダルクと蓮如/大谷暢順」 ISBN:4004304393

著者の姓から分かるように本願寺門跡の著書です。
ジャンヌ・ダルク蓮如、時代的にはほぼ同時期といえますが、この2人の対比というのはなかなか無いのではないでしょうか。
著者が本願寺の人間であることから蓮如を贔屓する向きがあるのでは、という予想とは異なりどちらも等しく捉えているのではないかと思います。どちらに関しても後世から見た偉業の大きさに惑わされて超人的に見ることはなく、それでいて宗教的な側面から論じられています。
無宗教を標榜しながらもこういった類の書籍にはついつい手が出てしまうおみという人間のなんて節操の無いこと・・・(^^;