読了:「最後の江戸留守居役/白石良夫」 ISBN:4480056742

この本は帯にある通り、「一官僚が見た明治維新」を書いたものです。
明治維新では京都での出来事、またその当時京都にいた人が注目されますが、この書では京都で起こるいくつもの出来事を江戸で体験したある譜代藩の藩士の動きを追っています。
ちなみにその譜代藩が佐倉藩であることが購入動機のひとつだったりしますが(汗
幕末から維新というとどうしても薩長土肥や会桑あたりがよく出てきて他の藩が果たした役割がいまいち見えてこないので、こういった半ば黙殺されている他藩に関する書籍を読むのはとても新鮮な感覚です。