読了:「日本を創った12人 前編/堺屋太一」 ISBN:4569553419

今週は少し早めに読了。実際読みやすかったわけですが。
今の「日本」というもの、日本を日本たらしめているもの、ひいては日本人の観念が形成される上で重要な役割を果たした歴史上の人物12人のうち前半の6人を挙げ、現代に至るまでどのような影響を及ぼしているかが述べられています。
面白いのは説明のために現代に置き換えた例を挙げている点。特に戦国時代の3人に関してはその傾向が鮮明で、織田信長が行った傭兵の重用は「無学歴な暴走族上がりや臨時雇用派遣社員を優遇」することであり、楽市楽座は「古い代理店を廃して消費者に直結するような商売」であるというような表現を用いることでその人物が歴史の中の偉人から実体のある人間として見えてきます。

ちなみに後編は持っていなかったりします><